制御盤用クーラーの上手な運用方法・省エネ方法

制御盤用クーラーの上手な運用方法 

盤内温度設定を下げすぎない

盤内温度を低くすると、それだけコンプレッサの運転時間が長くなり、消費電力が多くなります。例えば電解コンデンサも30℃以下では温度寿命には影響がなくなるとされているため、低ければ良いという訳ではありません。
盤内温度が低すぎると、逆に制御盤の内外に結露のリスクが高くなります。
アピステでは、制御盤内温度を35℃を適正な基準として初期設定しています。

適切な設定温度にすることで省エネに

ひとくち解説結露発生のリスク

結露は、空気に接している制御盤表面付近の温湿度条件による露点温度と、制御盤内温度とによって発生します。

盤外温湿度 盤外露点温度 盤内温度設定 結露発生リスク
35℃ ・70% 28.7℃ 25℃
35℃ ×

盤内の排熱と冷風循環経路がぶつからないように設置する

盤内のインバータやサーボアンプからの排熱とクーラーからの冷風がぶつかると、盤内冷却効率が悪くなるため、結果、クーラーの運転時間が長くなります。

盤内の冷風循環経路を確保する。盤内機器の自冷ファンとの干渉を避ける

風向きルーバーで風向きを調整 インバータ等の自冷ファンとの気流干渉を避ける

盤内上面に自冷ファン付の機器が集中している場合、下吹き出しタイプを選定する

気流干渉改善 冷風が下吹き出し インバータ等自冷ファン付機器が集中

フィルタ/放熱フィン/放熱ファンなどの定期的なメンテナンスで、 冷却能力の低下を予防する

クーラーの冷却能力は放熱量に依存しますので、粉塵やオイルミスト環境では定期的なメンテナンスで冷却能力の低下がすると、盤内温度を下げるまでに時間がかかり、クーラーの運転時間が長くなり、消費電力が増えることになります。

盤内の冷却効率を上げる

・換気ファン、熱交換器などの運転を停止し、通気口などはしっかり塞ぐ。

・盤内でのショートサーキットを避ける。

制御盤用クーラーの上手な省エネ方法

インバータ機種を選定する

従来の一定速運転のクーラーの場合、盤内希望設定温度を超えるとコンプレッサは100%運転となります。インバータタイプのクーラーの場合、負荷率および盤内希望設定温度との差分でコンプレッサの回転数を可変します。

インバータでコンプレッサを制御

消費電力比較データ ※ENC-GR1500L-Proの場合

消費電力比較データのグラフ

冷却能力に余裕のある機種を選定する

冷却能力に余裕のあるクーラーを選定する方が、冷却運転時間(稼働率)が短くなります。
特にインバータタイプのクーラーの場合は、より冷却能力に余裕があると熱負荷率が下がり、最大55~64%もの省エネ効果があります。

ひとくち解説積算電力量について

消費電力を考える場合、運転稼働時間と消費電力量を合わせた積算電力量を考慮しなければなりません。積算電力量ではインバータ機種が、ずいぶんお得になることが分かります。

盤内熱量に対して余裕のある機種選定を行う

ENC-GR1500L-Pro(定格冷却能力1460W)消費電力データ

盤内熱量(W) 750 938 1125 1313 1500
消費電力(W) 333 407 574 738 779

消費電力を考える場合、運転稼働時間と消費電力量を合わせた積算電力量を考慮しなければなりません。積算電力量ではインバータ機種が、ずいぶんお得になることが分かります。

【試験条件】・オイルミスト/粉塵を噴霧試験によりクーラー凝縮器部に塗布
・ヒーターを内部に入れた模擬盤にクーラーを設置
・ヒーターの発熱量を変動させたときの消費電力を測定
・周囲温湿度35℃/40%、電源電圧200V

余裕のある選定で省エネに

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