制御盤トラブルの原因
制御盤のトラブルは、おもに「熱」「粉塵」「湿気」が原因といわれています。これらが制御盤内に収納されている駆動制御機器や電源変圧器などの電子機器の故障や寿命低下を引き起こす原因となります。
参考リンク →発熱の原因は熱損失
制御盤用クーラーとは?
制御盤用クーラーは制御盤内を密閉し、外気を取り込まずに「冷却」できるため、粉塵やオイルミストが盤内に侵入することを防ぐ「防塵」効果も発揮します。また、制御盤内の湿気を含んだ空気は凝縮し、ドレン水となって盤外へ排出される「除湿」効果もあるため、1台で「冷却」「防塵」「除湿」の対策を行うことができます。
制御盤用クーラーの導入により、、、
制御盤用クーラーの導入メリット
制御盤用クーラーは制御盤の3大トラブル原因である「熱」「粉塵」「湿気」に対し、「冷却」「防塵」「除湿」の対策を行い、トラブルを改善します。
その結果、盤内のインバータ・サーボアンプ・PLCなどの
・寿命を大幅に伸ばす
・故障率を大幅に減らす
・設備の稼働率をあげる
ことができ、機器の故障や異常停止などを抑制し、設備の安定稼働に貢献しています。
制御盤用クーラーで盤内環境をベストコンディションに!
制御盤用クーラーは制御盤内の電子機器を「熱」「粉じん」「湿気」から守り、生産ラインの安定稼働に貢献します。
最新のラインナップ、機能・特長はカタログでご確認ください。
ひとくち解説冷却と放熱の違い
熱対策では、冷却と放熱が混同されることが多く、区別しておくことが大切です。
・ 冷却… 冷凍サイクルで盤内の熱を奪い、強制的に冷風を作り出して盤内を冷やします。盤内温度を周囲温度より低くしたり、除湿することも可能です。
・ 放熱… ファンや熱交換器を通して、盤内の熱を盤外へ放出(移動)するだけです。
盤内温度は周囲温度より高くなります。冷却効果はないので、低くはできません。
放熱(制御盤用ファンなど)
冷却(制御盤用クーラーなど)