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温調機器
オイルチラーの選び方

VSC/VSC-N series

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VSC シリーズの選び方

1.オイルチラー機種選定方法

選定フロー

A 冷却能力を確認する

①目標値の設定方式を決定します

オイルチラーの目標値(SV)の設定方式は、任意の値を入力する絶対値方式と外部温度センサからの入力方式から選ぶことができます。

(ア)絶対値制御

SV値=絶対値(下図では35℃設定)


5℃~50℃で設定

(イ)機体温度同調制御

SV値=機体温度同調(外部温度入力)


オイルチラー

Xで計測している温度に同調し設定温度をリアルタイムに変化させます。計測温度-19.9~+19.9℃で温調できます。

(ウ)室温同調制御

SV値=室内温度同調(外部温度入力)


オイルチラー

Xで計測している温度に同調し設定温度をリアルタイムに変化させます。計測温度-19.9~+19.9℃で温調できます。

②使用周囲温度の最高温度を確認します

アピステオイルチラーは空冷式のため、周囲温度により冷却能力が変化します。
周囲温度が高くなれば冷却能力は低下しますので、使用周囲温度の最高温度をご確認ください。

③目標値の最低温度を決定します

目標とする油温を決定します。外部温度センサからの入力方式をご使用される場合は、想定される最低温度をご確認ください。

④オイルチラーの冷却能力を確認します

オイルチラーの冷却能力は使用周囲温度及び目標油温、電源周波数により変化します。
その変化特性を示したグラフを冷却能力特性グラフと呼び仕様欄に記載しております。

例) ①目標値設定:(ア)絶対値制御、②使用周囲最高温度:30℃、③目標値最低温度:20℃以上の条件の場合のVSC-3200S(60Hz)の冷却能力は下記グラフより約2400Wです。

オイルタンクの温度変化や、循環オイルの流量・温度差などから冷却に必要な能力を算出することができます。
オイルチラーの冷却能力の決定方法について詳しくは下記をご参照ください。

⇒熱量計算方法 参照

B 制御点を決定する

①制御点を決定します

オイルチラーの制御点(PV)は、オイルチラーの入口油温、出口油温及びお客様の任意位置の油温(外部温度入力)から選ぶことができます。

(ア)入口油温制御

PV値=入口温度

(イ)出口油温制御

PV値=出口温度

(ウ)外部温度入力制御

PV値=外部温度入力(装置側油出口配管)

②冷却能力を補正します

オイルチラーの冷却能力特性グラフは出口油温を制御点とした場合の特性を表したグラフです。
このため出口油温制御の場合、"A" で算出した冷却能力をそのまま使用しますが、入口油温や外部温度入力を制御点に選択した場合、出口温度は入口温度よりも低いため、冷却能力は、"A"で算出した値の約80%となります。

例) ①制御点:(ア)入口油温制御とした場合の"A"で算出した冷却能力の補正値は次式より約1920Wです。
2400×0.8=1920 [W]

C 油の使用可否を確認する

①ご使用される油がオイルチラーの仕様を満たすかどうかを確認します

オイルチラーでは下記の条件をすべて満たす油を使用してください。

  1. ①潤滑油または油圧作動油(鉱油系)
  2. ②消防法に定める第4種危険物のうち第3石油類及び第4石油類
  3. ③石油製品・銅板腐食試験方法(JIS K 2513)の変色番号1に相当するもの
  4. ④動粘度が1.4~200mm²/s

※上記条件をすべて満たす油であっても、劣化すると製品に影響を及ぼす可能性があります。油の定期的なメンテナンスを推奨します。

油は温度により粘度が変化します。下記グラフを用いて、ご使用の油が 上記仕様を満たすかご確認ください。

②冷却能力を補正します

オイルチラーの冷却能力特性グラフは油にISO VG5を使用した場合の特性を表したグラフです。
ISO VG5をご使用の場合、"B"で算出した冷却能力をそのまま使用します。
ISO VG32をご使用の場合、ISO VG5と比較して油の粘度が高くなり冷却効率が低下します。
このため、ISO VG32をご使用の場合、冷却能力は、"B"で算出した値の約90%となります。

例) ①油:ISO VG32を使用する場合の"B"で算出した冷却能力の補正値は次式より約1728Wです。
1920×0.9=1728 [W]

以上、A~Cで求めた冷却能力がご使用の装置の負荷熱量を上回っているかどうかご確認ください。

※周囲環境、使用油の状態、装置稼働状況により冷却能力及び負荷熱量は変化します。機種決定時はテストを実施頂き、事前に負荷熱量をオイルチラーの冷却能力が上回っているかどうかご確認頂くことを推奨します。

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