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集塵機 周辺情報 1-2.粉塵の抑制方法

1-2.粉塵の抑制方法

粉塵の発生を抑える

粉じんの発生を抑えるために講じる措置について、ここでは3つの観点から、対策をご紹介させていただきます。

① 作業方法や原材料を見直す

作業者が粉じんにさらされないようにするためには、作業方法の変更、または工程の自動化や遠隔操作にすることで、直接作業に従事しなくてもよい環境にすることが最も有効です。例えば、溶接作業では、人による溶接から、遠隔操作での自動溶接にすることで、粉じん(溶接ヒューム)の吸入を抑えることができます。また、加工の際、部品や機械に付着した粉じんを、圧縮空気ではなく、高圧水によって吹き飛ばすことで、粉じんの飛散が抑えられ、作業者への影響が少なくなります。
また、原材料の見直しも有効な対策です。例えば、粉状の原料を使用する場合、可能な限り大きな粒径のものにすることで、粉じんの発生を抑えることができます。

② 発生源を密閉する

機械や設備の粉じん発生源を密閉することで粉じんの飛散を抑えることができます。また、原料の投入口、製品の取出口などに集塵機などの局所排気装置を付けることで一層の効果が見込まれます。

③ 散水によって飛散を抑える

粉じんの飛散を抑える方法として、散水・噴霧があります。道路や庭がほこりっぽいときに、水を撒いてほこりの飛散を防ぐことと同じ考え方です。また、粉じん防止剤などを散布しておくことで、粉じんの飛散を抑えることもできます。

粉じんを除去する

粉じんの発生源を対策していくことは粉じん対策の基本です。 02-1で挙げた「密閉する」ことで、人との接触を回避することが望ましい対策ではありますが、作業方法によっては密閉することが困難な場合もあります。
そこで、発生した粉じんを除去する(除じん)という根本的な対策について、ここでは2つの方法をご紹介させていただきます。

① 発生源で取り除く -局所排気装置-

局所排気装置とは、粉じんが発散する作業場において、粉じんが作業場全体に拡散する前に粉じんの発生源に取り付けたフードで局所的に粉じんを含んだ高濃度の空気を吸引することで空気を清浄化して大気中に排出する装置です。局所排気装置は、右図に示すように、フード、吸引ダクト、除じん装置、ファン(排風機)、排気ダクト及び排気口などから構成されています。
フードは粉じんの発生源を囲むか又は発生源に近い位置に設置し、粉じんを含有する空気をダクトに流入させるための吸引口で、囲い式及び外付け式があります。粉じんの発生状態や、飛散方向、作業上の制約条件を加味して決定する必要があります。
ダクトは、フードから流入した粉じんを含む空気を排気口に向かって搬送する管で、フードからファンまでの吸引ダクト及びファンから排気口までの排気ダクトがあります。
除じん装置は粉じんを含有する空気を、外気に排出する前に粉じんを除去する清浄化装置です。
ファンは排風機とも呼ばれ、フードから流入した空気をダクトや除じん装置を通して、排気口から大気中に排出するための動力源です。

局所排気装置の設置イメージ
フードの種類と吸い込みイメージ

② 気流で取り除く -プッシュプル型換気装置-

作業現場の空間内に「送気(プッシュ)」と「吸気(プル)」による空気の流れを作り出し、発生源から発生する粉じんを、その気流によって補足し、一定の方向へ排出する装置を「プッシュプル型換気装置」と呼びます。

プッシュプル型換気装置のイメージ

粉じんの濃度を下げる

屋内作業場の粉じん濃度を下げるには、外部から新鮮な空気を取り込み、作業する建物全体の空気を入れ替える全体換気が一般的です。
全体換気には希釈換気と置換換気があります。希釈換気とは汚染している空気に新鮮な外気を導入して混合希釈することによって作業場全体の平均濃度を管理濃度(または許容濃度)以下にし、そのまま大気中に排出する方法です。それに対し置換換気とは有害物を含む室内空気を一方から新鮮空気で押しだし、室外に排出する方法です。
本質的な粉じん対策としては局所排気装置で粉じんの発生源に対する対策を講じることが望ましいですが、発生源が不特定多数、発生源が移動するなど局所排気装置の設置が困難な場合には全体換気と有効な呼吸用保護具の着用を併用することが必要です。

全体換気のイメージ

 

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