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1.粉塵

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1.粉塵

1-2.粉塵の抑制方法

粉塵の抑制について、発生・除去の観点から方法を説明しています。

(1)粉塵の発生を抑える

作業の方法や原材料の見直し

作業者が粉塵にさらされないようにするためには、作業方法を変更したり、工程の自動化や遠隔操作をすることで、直接作業に従事しなくてもよくなる環境にすることが最も有効です。
例えば、溶接作業では、人による溶接から、遠隔操作での自動溶接にすることで、粉塵の吸入を抑えることができます。また、加工の際、部品や機械に付着した粉塵を、圧縮空気ではなく、高圧水によって吹き飛ばすことで、粉塵の飛散が抑えられ、作業者への影響が少なくなります。
原材料の見直しも有効な対策です。例えば、粉状の原料を使用する場合、可能な限り大きな粒径のものにすることで、粉塵の発生を抑えることができます。






 

建物の構造や設備の配置を見直す

粉塵が発生する作業環境では、建物の構造にも注意が必要です。飛散した粉塵は屋内の梁や窓枠などに堆積しやすく、それらは、人の動きにより再び飛散してしまいます。
ですから、梁ならば上部を曲面にしたり、傾斜をつける、窓枠にも傾斜をつけるなどし、なるべく堆積しにくい構造にしておくことが大切です。
床と壁の境目にも堆積しやすくなりますので、直角ではなく丸みを持たせ、掃除しやすいようにしておきましょう。
設備の配置では、粉塵の発生する工程と発生しない工程を分け、屋内全体に粉塵が飛散しないように工夫しましょう。


 

「粉塵」の発生源を密閉して対策

粉塵が発生する機械や設備を密閉してしまうことで粉塵の飛散を抑えることができます。
また、原料や製品の投入口、取出口をビニールのカバーや蓋などで覆い、できるだけ粉塵が外部に出ないように工夫しましょう。

散水などによって「粉塵」の飛散を抑える

粉塵の飛散を抑える方法として、「湿式法」があります。道路や庭がほこりっぽいときに、水を撒いてほこりの飛散を防ぐことと同じ考え方です。
作業現場では、例えば、研削作業などの加工時に水や油をノズルなどで注ぐことにより、発生する粉塵の飛散を防ぐことができます。
また、粉塵を吸着しやすくした粉塵防止剤などを、ミストなどにして噴霧しておくことで、粉塵の飛散を抑えることもできます。

(2)粉塵を取り除く

発生源で取り除く「局所排気装置」

機械や設備など、粉塵の発生源にフードを取り付け、そこから空気を吸引することで、粉塵を外部に排出する装置が、「局所排気装置」です。
局所排気装置は、フード、ダクト、除じん装置、ファン、排気口で構成されます。
アピステの高性能集塵機「GDE シリーズ」も、粉塵を取り除く、除じん機能を有している集塵機として設置されます。

フードは、作業の種類や機械の形状などにより、様々なものがあり、発生源の状態に最適なものを選んで設置することが大切です。

気流で取り除く「プッシュプル型換気装置」

作業現場の空間に「送気(プッシュ)」と「吸気(プル)」によって空気の流れを作り出し、発生源から発生する粉塵を、その気流によって補足し、一定の方向へ排出する装置を「プッシュプル型換気装置」と呼びます。

(3)粉塵の濃度を薄める

空気を入れ替える全体換気

空間内の粉塵の濃度を薄めるためには、外部から新鮮な空気を取り込み、作業する建物全体を換気することが大切です。
ただし、粉塵が多量に発生する作業現場や粉塵の有害性が高い場合は、有効ではありません。集塵機など、他の対策と組み合わせながら行う必要があります。

建物内に炉がある場合などは、熱による上昇気流を利用して換気する方法もあります。

 

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