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オイルチラー 周辺情報 3-1.オイル機能の基本

3-1.オイル機能の基本

オイルには多くの種類があり、その用途も多彩です。
特に製造現場では、さまざまな機器類の潤滑剤として、また、各種油圧装置の動力伝達媒体としてなど多様な目的でそれぞれ異なる種類のオイルは使用されています。
このような使われ方をしているオイルは、使用目的に合わせてベースとなる炭化水素系のオイルにさまざまな添加物を加えてつくられているものですが、その用途に合わせてつくられたオイルの特性は、温度や加えられた添加物及び混入した物質、また、経時的な変質などにより変化します。
本来用途に合わせてつくられたオイルの特性が変化してしまうと、期待した機能を充分に発揮しなくなるため、工程に支障が生じるだけでなく最悪の場合大切な製造機器類を破損してしまうことにもつながります。
このようなオイルの変化について理解を深めていただくための情報をまとめてご紹介します。

オイルの役割と種類・成分とその特性

オイルの働きの核心は「粘度」

工業用に使用されるオイルは、一般的に「鉱油(石油系炭化水素=天然成分)」と、「合成油(自然には存在しない人口的に加工しつくられたもの)」があります。
オイルチラーに使用できない難燃性・水溶性のオイルなどは「合成油」に含まれます。
工業用のオイルには下記のように、用途に合わせてさまざまな種類のオイルが用意されています。
工業用に使用されるオイルの役割はさまざまですが、オイルが持っている最も基本的な機能はその粘度によるものです。
そのオイルの粘度に最も影響を与えるのが温度。
温度が上がると粘度が下がりますが、粘度が下がると、期待されるオイル本来の機能を果たせなくなるため、オイルの冷却が必要となります。

工業用の油の種類

●潤滑・冷却・腐食防止(防錆)など
汎用油(マシン油)・潤滑油・スピンドル油・ダイナモ油・シリンダー油・タービン油・油圧作動油(ブレーキフルードなど)・軸受け油・ギヤー油・摺動面潤滑油・冷凍機油・コンプレッサー油・熱媒体油・熱処理油・グリースエンジンオイル・切削油・絶縁油・シリコーン油

「潤滑油添加剤」を含まない鉱油はない

一般に潤滑油・作動油として使用されている鉱油は天然成分(基油:ベースオイルと呼ばれる)のままでは機能として不十分なため、さまざまな機能を持つ「潤滑油添加剤」が配合されています。
この「潤滑油添加剤」には酸化防止、摩耗防止、さび止めなど潤滑油としての要求を満たすための成分(化合物)で構成されています。
鉱油にはこのような潤滑油添加剤を含まない物はありません。

オイルの劣化は機器の害になることも

工業用油は、酸化をはじめとする変質、水や粉塵など異物の混入などのさまざまな原因で劣化します。
劣化したオイルは当初期待した機能を失うだけでなく、使用している機器そのものやオイルチラーなどの関連機器類に害を及ぼす場合があります。
このため、オイル劣化には細心の注意を払うことが必要です。

 

次の項目:3-2.オイルの粘度について

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