集塵機の選び方
集塵機とは
集塵機とは
集塵機は粉じんや溶接ヒュームなどを効率的に集塵して、クリーンな環境を保つ役割がある機器です。集塵機の種類はろ過式・電気・遠心力など、内部の構造や集じんの仕組みごとに分かれています。
集塵機と掃除機の違い
「掃除機」は少ない風量と高圧が特徴です。掃除口を床につけ、空気の取り入れる隙間を少なくすることで高い圧力を引き出して埃を吸引します。風量が少ないため、空中に飛散する埃を吸引するのは困難です。また、フィルタ面積が小さいため大量の埃が入るとすぐ目詰まりを起こします。「集塵機」は掃除機より圧力は低くなりますが、大きな風量で大量に出る埃を吸引する目的で使用します。フィルタ面積を大きく取っているため、目詰まりがしにくく、吸引力が落ちづらくなるのが特徴です。
集塵機の選び方
集塵機で捕集したい粉塵の種類・発生源を確認
まず、粉塵の種類や発生源の状況を正確に把握することが重要です。粉塵の粒径や性質に応じて、適切な選定する必要があります。
また、発生源の把握も重要です。粉塵が加工機、搬送装置、あるいは作業者の手元など、どこから発生しているかが、集塵方法やフードの設計に大きく影響します。
集塵機の効率を上げるフードの種類と設置方法を決定
粉塵を効率よく捕集するには、フード(吸込み口)の選定と設置位置が重要です。発生源を覆うような囲い式フードや、外付け式フードなど、用途に応じて選びます。適切な設置位置・距離がないと、十分に吸引できません。
法令遵守に必要な集塵機の制御風速を確認
粉じん障害防止規則にはフードの型式に応じて局所排気装置の性能を得るための制御風速が定められています。
粉じん障害防止規則(粉じん則)で告示されている制御風速
粉じん則第27条第1項ただし書の規定による制御風速
フードの型式 | 制御風速(m/s) | |
---|---|---|
囲い式フード | 0.7 | |
外付けフード | 側方吸引型 | 1.0 |
下方吸引型 | 1.0 | |
上方吸引型 | 1.2 | |
備考
|
粉じん則第4条又は第27条第1項ただし書の規定による研削盤、ドラムサンダー等の回転体を有する機械の制御風速
フードの設置方法 | 制御風速(m/s) |
---|---|
回転体を有する機械全体を囲う方法 | 0.5 |
回転体の回転により生ずる粉塵の飛散方向をフードの開口面で覆う方法 | 5.0 |
回転体のみを囲う方法 | 5.0 |
備考
|
集塵フードの形状別に集塵機に必要な風量を計算
前項で決定した制御風速とフードの種類・形状から必要風量を算出します。
フードの型式 | 略図 | 風量Q(m3/min) |
---|---|---|
囲い式 | ![]() |
Q=60·A·Vo =60·A·Vc Vo:開口面の平均風速[m/s] |
外付け式 (長方形または円形キャノピー型フード) |
![]() |
Q=60·VC·(10X²+A) |
外付け式 (自由空間に設けたフランジ付円形 または長方形フード) |
![]() |
Q=60·0.75·VC·(10X²+A) |
外付け式 (自由空間に設けた円形 または長方形フード) |
![]() |
Q=60·1.4·P·H·Vc |
集塵機の選び方のよくある質問
湿式集塵機・乾式集塵機とはどんな装置ですか?
「湿式集塵機」は、粉塵を含んだ空気を水にしたり、シャワーのように水をかけることで粉塵を捕集します。水を用いるので、ガスのような物質や、火の粉を含んだ粉塵、爆発性のある粉塵を捕集することができます。「乾式集塵機」は、最も一般的な方法で、粉塵をフィルタで濾過し、捕集します。捕集効率が高く、乾燥したまま集塵できるため、汎用性が高く保守管理も容易で、様々な環境で利用されています。
アピステの集塵機はフィルター式集塵機ですか?
アピステの集塵機GDEシリーズはフィルター式集塵機です。仕様や特長などの詳細は こちら よりご確認ください。
高圧集塵機はどんな製造現場におすすめですか?
レーザーマーカーがある製造現場におすすめです。アピステの高圧集塵機はクラス最大のろ過面積のフィルターと自動風量制御により、フィルターを長期間交換しなくても吸引力を持続します。詳細は こちら よりご確認ください。
アピステの集塵機GDEシリーズ一覧
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