精密空調機の選び方
商品導入をご検討の方
商品導入にあたっての現場確認、商品詳細や価格などの
お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。
精密空調機の選び方
精密空調機の必要能力算出方法（オールフレッシュ式）
①冷却器（蒸発器）
②加熱器
③加湿器
④ミキシングBOX
⑤送風ファン
Ⓐ空調機吸込み空気（OA）
Ⓑ吹出し空気（SA）
精密空調機の基本的な空調のプロセスは「冷却」、「加熱」、「加湿」、「除湿」である。 一般の空調機と違い、それぞれのプロセスにおいて必要能力を計算して機種の選定をおこなう必要がある。 ただし、「除湿」については冷却除湿という考え方が主流になるため、「冷却」とあわせて計算することが多い。
必要冷却・除湿能力計算式
必要冷却・除湿能力［W］＝風量［m³/min］×60×エンタルピー差［kcal/kg（DA）］×空気密度（1.2kg（DA）/m³）÷0.86
◆風量5m³/min、OA①：25℃、60％ SA：23℃、55％のときの必要冷却・除湿能力は？
OA ①：25℃、60％： 比エンタルピー値 → 13.24kcal/kg（DA）
SA：23℃、55％： 比エンタルピー値 → 11.38kcal/kg（DA）、露点 13.5℃
SA の露点 13.5℃、100%： 比エンタルピー値 → 9.06kcal/kg（DA）
下記の空気線図をご参照ください。
必要冷却・除湿能力計算式より 5×60×（13.24－9.06）×1.2÷0.86＝1750［W］
必要加熱能力計算式
必要加熱能力［W］＝風量［m³/min］×60×エンタルピー差［kcal/kg（DA）］×空気密度（1.2kg（DA）/m³）÷0.86
必要加熱能力［W］＝風量［m³/min］×60×（設定温度ー吸込み温度）×（空気密度×比熱）（0.29kcal/m³・℃）÷0.86
◆風量5m³/min、OA②：20℃、40％ SA：23℃、55％のときの必要加熱能力は？
必要加熱能力計算式より 5×60×（23-20）×0.29÷0.86＝304［W］
必要加湿能力計算式
必要加湿能力［kg/h］＝風量［m³/min］×60×絶対湿度差［kg/kg（DA）］×空気密度（1.2kg（DA）/m³）
◆風量5m³/min、OA②：20℃、40％ SA：23℃、55％のときの必要加湿能力は？
OA ②：20℃、40％： 絶対湿度 → 0.0058kg/kg（DA）
SA：23℃、55％： 絶対湿度 → 0.0096kg/kg（DA）
下記の空気線図をご参照ください。
必要加湿能力計算式より 5×60×（0.0096－0.0058）×1.2＝1.368［kg/h］
湿り空気 h-x 線図（全気圧P＝760mmHg）
お客様のご要望に
スピーディにお答えします。
TEL0120-901-682 FAX0120-997-589
電話受付：月～金曜 午前9時から午後5時30分まで。土・日・祝および当社休業日は受付しておりません。FAX：24時間受付。