Apiste水のはなし

第2回水の色は何色?

コップに入れた水の色は無色透明。
しかし海や湖は青く見えるのは
何故なのでしょうか?

太陽光のひみつ

色の見え方には「光の色」が関係しています。まず今回は、地上に降り注ぐ「太陽光」のひみつをご紹介します。太陽光はわたしたちの眼には透明(白)に見えますが、実はさまざまな色の光が重なりあってできていることをご存知ですか?太陽光をガラスなどでできた透明な多面体である「プリズム」に通すと、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫といった色の光に分けられるのです。
また、光はさまざまな色の光が混ざりあうことで、透明(白)に近づくという特徴があります。そのため、太陽光は透明(白)に見えるのです。

太陽光をプリズムに通す

物の色が決まるしくみ

物質の色は、その物質が太陽光のうち特定の色の光だけを吸収し、残りの光を反射することで生じるものです。色を似ているもの順にリング状に配置した「色相環」で見た時に、相対する位置にある色のことを「補色」といいます。吸収された色の補色に当たる色の光が、わたしたちの眼に入り、物質の色として認識されるのです。
例えば植物の葉は、葉の中に含まれている葉緑素という色素が赤色の光を吸収します。そのため、吸収される赤色と補色の関係にある緑色の光が反射されてわたしたちの眼に届き、緑色に見えるのです。

海や湖が青く見えるわけ

海や湖が青く見えるのは、水の分子が黄色や赤色の光を吸収するからです。これらの色の光が吸収されると、補色である青緑色の光が水中のゴミやプランクトンに散乱されて水面に出てきます。
また、海底にある珊瑚礁などからの反射や、空の色の水面からの反射もあわさって、海や湖の青色がつくられるのです。

海の色

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