精密空調機は、空調が必要な空間に温度・湿度を精密にコントロールしたエアーを供給し、安定した環境を実現します。
一定の温湿度を維持することで、計測や試験の信頼性向上、製造条件の安定化による品質向上に貢献。
さらに、大がかりな工事は不要で、省エネ性にも優れています。工場用エアコンなどの空調方式と比べて導入コスト・ランニングコストを抑えられる、エコな空調機です。
恒温室よりも手軽に
全体空調にはできない空調を


特長
精密空調機ができること
冷却・加温
季節や時間帯、天候に関係なく、いつでも安定した温度環境を維持します。工場用エアコンなどの全体空調方式よりも、高精度な温度管理が可能です。
除湿・加湿
温度だけでなく、湿度も±0.5%RHの精度でコントロール。乾燥する冬場に加湿したり、湿気の多い梅雨の時期には除湿もすることができます。工場用のエアコンではむずかしい、湿度管理も実現します。
省エネ
必要な箇所だけを空調できるため、全体空調に比べて大幅な省エネを実現。さらに、完全ヒーターレス&インバーター制御で高い省エネ性能を発揮します。
設置がカンタン
空調が必要な設備や空間を、ブースで囲って、精密空調機をつなぐだけ。急なレイアウト変更や設備の移設時にも柔軟に対応できます。
クリーン度管理も
HEPAフィルターを搭載したFFU(ファンフィルターユニット)を組み合わせることで、温湿度管理とともに、クリーンルームのような環境を作り出すこともできます。
空間サイズは自由自在。
空調したい空間の広さに合わせて、最適な精密空調機をご提案します。

恒温室サイズの空間も
既設の小型クリーンルームや測定室でも、短期間・低コストで空調することができます。

ブース内の空間も
装置周辺を空調ブースで囲うことで、局所的に空調空間を作り出し、温湿度管理することができます。

装置内部の空間も
印刷機や露光機など、装置内の空間を精密に温湿度管理したい場合には、装置内部にエアーを直接供給できます。

卓上の狭い空間でも
卓上に置かれた検査機や分析装置も小型のブースで囲って空調することができます。

導入事例
導入されたお客様の声

クリームはんだ印刷機の機内温度を
精密空調機で厳密に管理。
温度変化などによりソルダーペーストの粘度が変化すると印刷不良が発生します。そのため、精密空調機で印刷機内の温度を一定に保つ対策が非常に有効です。

創業以来エレクトロニクス、自動車、医療などの分野における「自動化技術」に取り組む長野県駒ケ根市のFA機器メーカー。AIやloT時代に合わせ、精密な電子回路基板を製造する印刷機の開発・5G対応伝送路の特許取得など、未来を見据えたモノづくりへの挑戦を続けています。