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1.オイルミスト

1-5.切削油剤と作業環境

切削油剤飛散による健康への影響や飛散抑制の方法を説明しています。

(1)油剤の飛散による健康への影響

油剤の飛散で作業環境が悪化

切削油剤は、作業環境に大きな影響を与えます。切削加工時などに飛散する油剤(オイルミスト)によって、床や壁などが汚れることはもちろん、油剤を取り扱う人や加工作業をする人も、油剤に触れることで健康に影響を受けてしまいます。

また、切削油剤に含まれる物質による発癌の可能性や、塩素系の切削油剤では加工時に塩素の燃焼によってダイオキシンが発生し、健康障害が起きる可能性も否定できません。

皮膚への付着を防ぐ

切削油剤が皮膚へ付着すると、個人差はありますが、油による刺激や界面活性剤による皮膚の脱脂により、かぶれる場合があります。また、露出している皮膚だけでなく、作業着などの衣服に油が染み込み、衣服と皮膚の接触によっても起こります。
予防方法としては、手袋やマスク、帽子などを着用し、できるだけ皮膚の露出を少なくしましょう。作業の前後には刺激の少ない石鹸でこまめに手や顔を洗い、保護クリームを塗ることも効果的です。衣服については、毎日洗濯を心掛け、いつも清潔な衣服を身につけ、作業着と皮膚が直接接触しないよう下着なども必ず着用しましょう。
また、切削油剤が腐敗するなど劣化している場合は、さらに刺激が強くなりますので、切削油剤の管理にも気をつけましょう。

飛散から眼を守る

飛散した切削油剤が眼に入ってしまった場合、皮膚と同じように炎症を起こす可能性があります。予防方法としては、加工時には必ず保護メガネで眼を保護しましょう。また、眼に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。
飛散した切削油剤に微細な切りくずが含まれていることもありますので、注意が必要です。

臭いや吸い込みを防ぐ

切削油剤の臭いや、飛散した切削油剤を吸い込むことで、気分が悪くなったり、頭痛がしたりする場合があります。また、吸い込むことで、鼻や喉に炎症が起こる場合もあります。それらを予防するためには、作業現場ではマスクを着用することが効果的です。




 

(2)切削油剤の飛散抑制の方法

1.飛散自体を抑制する

作業環境を改善するためには、まず切削油剤の飛散と油煙の発生を抑制することが必要です。対策としては、油剤の種類(粘度のアップやミスト抑制剤の添加など)や供給量の見直し、切削条件の緩和を、まず検討しましょう。また、機械全体にカバーをしたり、機械の加工点にカバーをすることも必要です。

2.飛散した油剤を回収する

さまざまな抑制対策を実施して、飛散する油剤の量を抑制はできても、無くすことはできません。つまり、回収する作業が必要になります。方法としては、機械にダクトを設置、あるいはミストコレクタを設置、その両方を組み合わせるなどして回収します。
フルカバーされた機械に設置されたミストコレクタでは、機械内部で飛散した油剤(オイルミスト)を吸引し、また、機械内部を負圧にすることで、外部へ漏れ出すことを防ぎます。ミストコレクタ内部では、吸引した空気からオイルミストを分離し、空気を清浄化して排出します。

 

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