後になって困らないためのチラーの選び方について

循環水の温度や量、配管の長さなども考えましょう。

使用条件・使用状況に合致したものを選ぶことが大切。
チラー設置場所・配管距離形状等にも注目を。

チラー選定にあたっては、使用条件・使用状況とチラーの機能・性能・仕様をマッチさせることが大切です。このマッチング作業をおろそかにすると、実際に使用を開始してから、期待した性能を発揮しなかったり、対象となる機器やチラーそのものがトラブルを起こしたりする事態に至ることも考えられます。
ワーク※(冷却対象)の設定温度や熱量の問題に加えて、例えば、ワーク※とチラーをつなぐ配管の太さ・長さ・形状によって揚程が変わるなど、他の設備装置と比べてもチラーの機種選定は単純ではありません。

「空調」のエキスパート:博士講師

チラーを選ぶときは、循環水の量や温度以外にも考えなくてはいけないことがあります。

■4つの確認・決定プロセスでしっかり選定

チラーを選定するには、使用条件を確認しながら決定していくプロセスがあります。

①ワーク※②循環水の温度③空冷⇔水冷④冷却水ワーク※(装置)入口・出口温度⑤配管長⑥配管径⑦継手

●選定手順-1:循環水の温度を決める

ワーク※の最適温度から循環水の温度を決定。
①冷却するワーク※の最適な温度を確認します。
②循環水の温度を決定します。

●選定手順-2:冷却方法を決める【空冷⇔水冷】

③空冷式か水冷式かを決定します。設置環境により冷却方式を検討する必要があります。

空冷

外気との熱交換で循環水を冷却。冷却水は不要ながら、室内に排熱が発生。

水冷

冷却水と熱交換して循環水を冷却。排熱を発生しないが、別途冷却水が必要。

●選定手順-3:冷却能力を決める

ワーク※出口・入口での冷却水温度と循環水流量により、冷却能力を算出。
④ワーク※への冷却水の入口温度・出口温度より、チラーの冷却能力を決定します。

●選定手順-4:ポンプの能力を決める(揚程を求める)

配管状況によってポンプに求められる能力が決まります。
⑤配管長 ⑥配管径 ⑦継手 により「揚程」を決め、その揚程によってポンプの能力を決定します。

※ワーク※:冷却対象となる装置や作業

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