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制御盤用クーラー

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盤用クーラー評価法

(1)国内規格について
現在、国内において一般空調機器における能力評価規格はJIS 規格の中に「ルームエアコンディショナ項目 JIS C 9612 1999年」(平成11年3月20日改正)が存在する。
この規格のさらに細部となりうる規格、すなわち「エアコンディショナー第1 部:直吹き形エアコンディショナとヒートポンプー定格性能および運転性能試験方法JIS B 8615-1 1999 年」に具体的な試験方法が規定されている。
(2)盤用クーラー評価テスト法ー各社の取り組み
これらのJIS規格については、一般家庭用およびビル空調を主たる対象とし、また、冷房能力も大空間空調に比重をおいたものであるため、盤用クーラーの測定については、これらの規格をベースとし、産業用、制御盤用対象とした空調機器として、より実態に近いテスト法に各社が合わせ独自に評価を実施しているのが実態である。
(3)当社の能力評価法
当社の能力評価法については、ルームエアコンディショナ項目の(JIS C9612)具体的テスト法規格、いわゆる「第1部:直吹き形エアコンディショナとヒートポンプー定格性能および運転性能試験方法」(JIS B 8615-1)の中における空気エンタルピー試験方法を基に制御盤用クーラーとして実態能力評価としてふさわしい評価法を確立、実施している。

■ エンタルピー評価法





FAクーラー能力測定方法
測定機種:ENCシリーズ
測定条件:JIS C 9612による「間接法-空気エンタルピー方式」
測定装置:トンネル形空気エンタルピー測定装置(改)
測定方法:JIS C 9612による


概要図



風速計で冷却器吸込み側の平均風速(測定点は吸込み口を縦横4分割した交点16点)を測定し、吸込み側開口部の面積を掛け、その値を吹き出し側空気の乾球温度と湿球温度の測定値を元に空気線図から求めた比体積で除て風量を算出する。
冷却器吸込み側と吹出し側の乾球温度、湿球温度から各エンタルピーを求め、吸込み側エンタルピーと吹出し側エンタルピーの差に風量を掛けて冷却能力を求める。

当社の空気エンタルピー測定装置におけるFAクーラーの能力評価 当社の空気エンタルピー測定装置におけるFAクーラーの能力評価

当社の空気エンタルピー測定装置におけるFAクーラーの能力評価

その他の評価法

平衡式熱量評価法




JIS C 9612 ルームエアコンディショナ
JIS B 8612-1 エアコンディショナ
第1部:直吹き形エアコンディショナとヒートポンプ
定格性能および運転性能試験方法


平衡式熱量評価法イメージ



供試品の室内側の冷却および、減湿能力を測定装置の熱入力と平衡させ、その熱入力を測定することによって能力を求める方法である。減湿能力の算出には、クーラーから吐出されるドレン水量を測定し推定算出する。

その他ドイツにおける社団法人DIN規格統一ドイツ研究所における冷却技術規格委員会(通称FNKa)より承認されたDIN規格を採用している会社もある。
この中で継電器箱用冷却器項目DIN3166規格があり、第1項適用範囲から、第6項の取扱説明書規定まで規格があり、その中で冷却能力評価は外気30℃と外気50℃の2点で行う旨が明記されている。

断熱筐体式2重箱評価法
規格・条件 JIS C 9612
JIS B 8615-1に準拠
概要図 断熱筐体式2重箱評価法イメージ
算出方法 冷却能力の測定は、各温湿度測定個所に熱電対、温湿度センサを配置してクーラーを運転し、冷却能力測定条件になるように環境試験室温湿度、評価ボックス内ヒーター出力を調節して安定状態となった測定値を記録する。
冷却能力値は、測定温度条件で安定状態となったときの評価ボックス内ヒーター出力評価ボックスの放熱量(吸熱量)を加味して算出する。