PCU-NEシリーズ
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工場の保全・生産技術担当者様 必見!
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チラーの選び方について
チラー(冷却水循環装置)とは、水など各種液体の温度をコントロールし循環させる機器のことで様々な産業機器、理化学機器などの温度を一定に保つための装置での総称で、チラーユニット、チリングユニット、チラーなどと呼ばれています。(以下、チラー)
チラー内部は、冷媒が循環する冷凍サイクルと冷水を循環する水回路からなっていて、冷媒の冷却方式として空冷式と水冷式があります。用途としておもに冷却する場合が多いですが、冷やすだけでなく、温めることができる機器もあるため、様々な用途にご利用いただけます。
循環水より奪った熱を、チラー内部のファンで外気と熱交換することにより、冷凍サイクルを介して外気へ排熱します。チラーから排熱が発生しますが、水冷式と比較し、配管施工が簡易となります。
循環水より奪った熱を、冷凍サイクルを介して工場ユーティリティなどの冷却水へ排熱します。チラーからの排熱がなくなりますが、装置側への循環水配管とは別に冷却水配管の施工が必要となり、チラーを冷却するための冷却水が必要となります。
アピステのチラーの冷却方式には空冷式と水冷式の2種類があります。
空冷式チラーは外気との熱交換で循環水を冷却します。水冷式チラーは冷却水との熱交換で循環水を冷却しますが、循環水の他に冷却水が必要な冷却方式です。
また、アピステのチラーのシリーズ構成はノンフロン冷媒R1234yf冷媒を搭載したノンフロンチラーPCU-NEシリーズと、耐久性と省エネ性に優れたPCU-SLシリーズ、幅広い温度設定と超高精度な温調が可能なPCU-Rシリーズの3種類があります。
PCU-NEシリーズ
ノンフロン冷媒採用で
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PCU-SLシリーズ
業界最速レスポンス
超高精度
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PCU-Rシリーズ
ワイドレンジ
精密な水温管理に
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チラー選定にあたっては、使用条件・使用状況とチラーの機能・性能・仕様をマッチさせることが大切です。
このマッチング作業をおろそかにすると、実際に運転を開始してから、期待した性能を発揮しなかったり、冷却対象となる機器やチラーそのものがトラブルを起こしたりする事態に至ることも考えられます。
ワーク(冷却対象)の設定温度や熱量の問題に加えて、例えば、ワークとチラーをつなぐ配管の太さ・長さ・形状によって揚程が変わるなど、他の設備装置と比べてもチラーの機種選定は単純ではありません。
前述の通り、チラーは冷却対象の設備・作業にあった製品を選定することが重要です。最適なチラーを選定するには、使用条件を確認しながら決定していくプロセスがあります。次にご紹介する4つの確認・決定プロセスをおさえて、しっかり設備にあったチラーを選定していきましょう。
ワーク(チラーの冷却対象となる装置や作業)の最適温度から、循環水の温度を決定します。
3. 空冷式チラーと水冷式チラーどちらを導入するかを決定します。空冷式チラーでは排熱が発生し、水冷式チラーでは室内に排熱が発生しませんが循環水のほかに冷却水が必要となります。そのため、設置環境により冷却方式を検討する必要があります。
ワーク出口・入口での循環水温度と循環水の流量によって冷却能力を算出します。
4. ワークへの循環水の入口温度・出口温度より、チラーの冷却能力を決定します。
チラーの冷却能力の決定方法について詳しくは下記をご参照ください。
配管状況によってポンプに求められる能力が決まります。
5.配管長(配管の長さ) 6.配管径(配管の太さ) 7.継手により「揚程」を決め、その揚程によってポンプの能力を決定します。
チラーのポンプ能力の決定方法について詳しくは下記をご参照ください。
アピステでは様々な冷却用途に対応したチラーユニット、PCUシリーズを製造販売しています。詳しい製品情報についてはラインナップおよび商品カタログをご覧ください。
チラーについてのさらに詳しい情報やチラーの仕組み、導入事例(アプリケーション)については「チラーまるわかりガイド」をご覧ください。